介護福祉士実務者研修の取得に向けたオンライン学習のポイント

サポート内容を確認しておく

介護福祉士実務者研修（旧：介護職員実務者研修）の資格取得に向けてオンライン学習を受講する際は、サポート内容を確認しておくことが大切です。オンライン学習は自分のペースで学習を進められるメリットがある一方、疑問点が生じた際にすぐに質問できない、あるいは学習の進捗状況を適切に管理するのが難しいといったデメリットも存在します。そのため、受講開始前に各スクールのサポート体制をしっかりと確認しておく必要があります。
オンラインであっても、疑問点をいつでも質問できる体制が整っていると学習の習得度に大きな差が生じます。メールやチャットで質問できるのか、あるいはビデオ通話などで直接講師に質問できる機会が設けられているのかなど、具体的なサポート方法を事前に確認しておきましょう。また、やむを得ない欠席の際も振替受講できるかどうかも重要なポイントです。病気や急用などで授業に参加できない場合に、後日別のクラスで無料で振替受講できる制度があれば、安心して学習を続けられます。このようなサポート体制を持つスクールを選ぶことで、介護福祉士実務者研修の学習がスムーズに進みます。

スクーリングが必要な科目もある

介護福祉士実務者研修の資格取得に向けたオンライン学習では、一定の科目でスクーリング（通学）が必要になります。介護福祉士実務者研修の学習は、すべての科目をオンラインだけで完結できるわけではないのです。 介護福祉士実務者研修の資格取得において、「介護過程Ⅲ」と「医療的ケア」の科目はスクーリングが必須です。介護過程Ⅲとは、利用者の状態を把握し、適切な介護サービスを提供するための計画を立て、実践し、評価する一連の流れを学ぶ科目です。研修の中で習得した知識や技術を実務でどのように活用していくかを学ぶため、対面での演習や指導が重要になります。医療的ケアでは、喀痰吸引や経管栄養といった医療行為を安全に行うための知識と技術を学びます。自宅学習で基礎知識を学んだ後、スクーリングで実技演習を行い、より実践的なスキルを習得します。これらの科目を受講するためには、ストレスなく通えるスクールを選ぶことがポイントです。スクーリングの実施場所や回数、時間割なども、事前に各スクールに確認しておきましょう。

ライフスタイルに合うコースを選ぶ

オンライン学習は時間や場所の制約が少ないというメリットがありますが、どのコースでも良いわけではありません。自分の生活リズムに合ったコースを選ぶことは、資格取得を目指して無理なく学習を続けるうえで大切なことです。
働きながら資格取得を目指すなら、土日コースや平日の夜間コースなど、自分が確保しやすい空き時間に合わせたコースを選びましょう。平日は仕事で忙しいという方は、土日を利用して学習できるコースがおすすめです。また、日中は仕事や家事で忙しい方は、夜間に開講されているコースを選択することで効率的に学習を進められます。
さらに、学習期間もコースによってさまざまです。短期集中型で数ヶ月で修了できるコースもあれば、1年かけてじっくり学ぶコースもあります。自分の学習ペースや目標に合わせて、最適なコースを選びましょう。