介護職員実務者研修は絶対に持っておくべき資格

介護の未来を明るくするための資格

介護職員実務者研修という資格がつくられたのは2013年になります。将来、日本の高齢化はどんどん進んでいきます。介護施設や訪問介護の増加など介護の世界は慌ただしくなっていくことでしょう。そんな世の中の変化に合わせて、介護の仕事は大変重要なポジションになります。介護の知識や理念を持つ優秀な人材の確保が欠かせなくなります。さらに、質の高いサービスを安定して提供できる仕組みも重要になります。そこで、介護福祉士への道をよりわかりやすくし、多くのみなさんに資格取得を目指してもらうための仕組みづくりがされました。その結果、ホームヘルパー1級と介護職員基礎研修をまとめる形となり、介護職員実務者研修という資格が生まれました。
介護職員実務者研修は、介護福祉士国家試験の受験条件の1つです。介護福祉士への道がより近いものとなります。介護の世界でより上を目指すためには、介護職の将来が見渡せることが大切です。そして、キャリアアップなどの選択肢を増やしていくことにもつながっていくでしょう。介護職員実務者研修は、介護の未来を明るくします。

資格を取得しようと思ったら

介護職員実務者研修を受講するための要件は特にありません。介護の仕事が未経験でも介護の資格がなくても受講することができます。性別も関係ありません。受講は、通学と通信の両方で行い、卒業試験はありません。カリキュラムとしては全20科目あり、通学で受講が必要なのは、介護過程IIIと医療的ケアです。残りの研修は通信で受講することができます。必要な受講時間や期間は、資格の有無で変わってきます。資格を持っていない方は6ヵ月、合計450時間以上の受講が必要になります。「旧ホームヘルパー2級」「旧ホームヘルパー1級」「介護職員基礎研修」などの資格を持っている方は受講時間が短縮されますが、持っている資格によって短縮される時間は変わってきます。通学と通信での受講となりますので、就業中の方でも無理なく資格取得を目指すことが可能です。

介護職員実務者研修のメリット

介護福祉士国家試験を受ける上で必要資格の介護職員実務者研修ですが、それに加え、サービス提供責任者として介護の現場で仕事することができます。今まで医師や看護師だけが行っていた、たん吸引や経管栄養も現場ですることができます。これは、介護の現場ではとても役立つ技術です。介護職での就職や転職を考えたとき、就業先となる介護事業所へのアピールポイントになります。